高電流インバータインダクタ

高電流インバータインダクタ

フィルターの設計では、共通モードと微分モードの2つの部分が互いに独立していると想定されています。ただし、一般的なモードチョークはかなりの差動モードインダクタンスを提供できるため、2つの部分は本当に独立していません。微分モードインダクタンスのこの部分は、離散微分モードインダクタンスによってシミュレートできます。

差動モードインダクタを使用するには、フィルターの設計プロセスで共通モードと微分モードを同時に実行する必要はありませんが、特定のシーケンスで実行する必要があります。まず、一般的なモードノイズを測定して除外する必要があります。差動モード拒否ネットワークによって、微分モードコンポーネントを削除して、共通モードノイズを直接測定できるようにすることができます。コモンモードフィルターが、差動モードノイズを許容範囲内に同時に保持するように設計されている場合、コモンモードとディファレンシャルモードの混合ノイズを測定する必要があります。共通モードコンポーネントはノイズトレランスの下にあることが知られているため、制限を超える唯一のコンポーネントは、共通モードフィルターの微分モード漏れによって減衰する可能性のある差動モードコンポーネントです。低電力供給システムの場合、共通モードのチョークの差動モードインダクタンスは、差動モード放射のソースインピーダンスが小さくなるため、差動モード放射の問題を解決するのに十分であるため、非常に少量のインダクタンスのみが効果的です。

少数の差動モードインダクタは非常に有用ですが、差動モードインダクタが大きすぎるとチョークの磁気飽和を引き起こす可能性があります。